秘密な恋愛

「もうちょっとだけ··ダメ··かな」
少し震える芽依の手。

(わがままだよね...)
絶対、佑陽を困らせている
と内心ドキドキとする芽依。




芽依の行動と言葉に
キュッと胸が苦しくなる佑陽。

佑陽は一度、短く息を吐き
そして小さく笑ってから、芽依の方を見る。


(可愛いすぎだろ··俺の彼女··)

一歩近づき
芽依の手を引き寄せ
ギュっと、もう一度だけ抱きしめる。

「そんな顔で、そんなこと言われたら…無理だろ」

「わがまま··言っちゃった··」

少し落ち込む芽依の頭を撫でながら
“んな事ねぇよ”
とぽつりと呟き

「もうちょっとだけな。これ以上は、俺がもたないから··」

「ん···」
とキュッと佑陽の胸元に
顔を埋める芽依。