秘密な恋愛

会話が途切れ

しばらくして、芽依がぽつりと声を落とす。

「··ありがとう。話したくないこと、話してくれて」
そう話す芽依は
佑陽にふと優しい表情を向ける。

その表情に
トクンとさっきまでつっかえてた心が暖かくなるのを感じる佑陽。

「ごめんな。··こんな話し聞きたくねぇよな?」

「ううん。佑陽くんのことちゃんと知れたから。花菜ちゃんとの事、なんでもないって信じてたけど、やっぱりどこか不安で。···ほら、モデルさん同士だし··ね?でも、佑陽くんの話し聞いてちゃんと信じれたよ」

その言葉に、佑陽は一瞬息を止めた。

「···俺さ。正直怖かった。芽依が離れんじゃないかって」

「えっ?」

「あんな記事みて不安だろうし。俺のこと信じたくても信じられなくなるんじゃねぇかって。」

そう話す佑陽の
手は少し震える。
その手をキュッと握り返す芽依。

(そんなこと··ないのに。)
「離れるなって言ったの、佑陽くんだよ?」
そう、笑いかける。

(あ··ダメだ俺··)
その瞬間、佑陽は耐えきれなくなったように、
芽依を引き寄せた。

「佑陽くん…//?」
「わりぃ。…ちょっとだけ、このままでいさせて」
低く落とされた声は、震えていた。

芽依は、言葉にしなくてもわかった。
“今、泣いてる”と。

でも芽依は何も聞かず
ただ、そっと佑陽の頭に手を伸ばし、
ゆっくり撫でる。