秘密な恋愛

「あ、そうだ。今日クッキーもあるの!佑陽くん食べる?」

話しを聞くのが怖かったのか、
思わず話しを逸らしてしまう。

「芽依。」
キュッと動く芽依の手を
佑陽は片手で軽く握り
その行動にもドキっとしてしまう芽依。

「···っ」
芽依は思わず視線を逸らす。

「··見たんだろ、記事。」

その言葉に、芽依の指先が小さく震える。
ドクっと胸が鳴って、
息を吸うのを忘れたみたいに
言葉が出てこない。

しばらくして、
芽依は小さく、静かに頷いた。

「芽依に電話で聞いてほしいことあるって言った事なんだけどさ。」

「うん···」

「昨日。撮影現場で花菜に会ったんだ。」