秘密な恋愛

「…ほんとに?」
「ほんとほんと」
ストローをくるくる回しながら、
由奈は楽しそうに笑う。

「佑陽くんさ、芽依が名前呼ぶだけで顔ゆるむし。」

「なんか恥ずかしい··」
照れたように視線を逸らす芽依。

「芽依ってさ」
由奈は少しだけ真面目な声になる。

「“何かしてあげなきゃ”って思いすぎなんだよね。でもさ、佑陽くんが欲しいのって、多分··」

由奈が話している途中
下の方から

「あ、やっぱり由奈たちだ」
と翔多の声が聞こえる。

下を見ると、
1つ下の階のベランダから
顔を覗かせる翔多が。

「下の部屋、翔ちゃんたちだったんだ笑」
由奈が、翔多に手を振ると
翔多に引っ張られ、佑陽も顔を覗かせる。

芽依は佑陽と目が合い、
どこか嬉しくなり
ふと笑顔で佑陽に手を振る。

そんな芽依をみて、佑陽もふと優しい表情になる。