秘密な恋愛

そして遠くから
“ドンッ”
と音がし、目の前に大きな花火が打ち上がる。

「あっ綺麗··」
緊張していたのに、顔が緩み思わず笑顔になる
芽依。


(参ったな··)
このまま、芽依を離したくないと
心に思う佑陽。

「ねっ、今の見た?ハートの花火っ」
「えっ?あ、見た見た」
「見てないでしょ笑」
「見てるって」
楽しそうに笑う芽依が
可愛いすぎて、佑陽は花火に集中出来ないでいた。


花火を見る芽依だか
(……近い)
耳元に残る、佑陽の声。
それだけで胸の奥が、きゅっとなる。

(こんなに近くで話すの、ずるいよ……)
花火を見ているはずなのに
意識は全部、隣にいる佑陽に向いてしまう。


もう少しだけ
このままでいたいって思ってしまう芽依。
ドキドキするのに
距離感がどこか心地よくて落ちついた。