秘密な恋愛

顔を赤くする芽依に佑陽は
「··顔真っ赤」
「あのねっ··ハルくんのせいでしょ!?」

(またハルって言いやがったな··)
「だから…ハルじゃなくて、佑陽って言えよ」

そう芽依をじっと見つめながら
呟く佑陽。
その言葉と甘い声に
流石にドキっとする芽依。

(かっこいい…··。じゃなくてっ!)


「からかうなら私じゃなくてさっ…」

(人に勝手にキスしといて、
顔赤くしてるの見て笑ってさ?
絶対からかってるよね!?)

ふと目線を外す芽依に佑陽は
「からかってねぇよ。…なぁ、俺と付き合わない?」


(…え??
今何て言った?付き合う?)

今、自分が何を言われたのか
直ぐに理解出来ずにいる芽依。