今宵、シンデレラのベールの秘密。

「呼吸数は…一万三千八百十二回。脈は……五万六千一回」


なに、それ…っ…何で…そんなこと知って……


怖い。翔さんが…怖いっ……。


「朝、脈早かったね。一体、誰にドキドキしてたの?」


何で…知ってるの…私だって知らないことまで……


嫌だ……怖い…。


「……答えてよ」


ナイフみたいに鋭く突き刺さるような瞳。


おかしい……今の翔さんは…おかしい…。


何だろう……一言で表すなら…狂ってる。


すると引き寄せられて気づけば翔さんの腕の中。



後ろから抱きしめてくる、みたいな構図に胸は冷や汗が流れるみたいにどっくんと跳ねる。