今宵、シンデレラのベールの秘密。

「俺ってそんな頼りない?」


頼りない…って…そんなことない。


いつも一緒にいてくれて、ずっと大切な存在だし、頼りにしてる。



でも……心配させたくない。


悠くんだったら、絶対に心配してくれる。


これは……長い間一緒に居たから…分かること。


いつも、守ってくれて、私のために怒ってくれて。


かっこよくて。私のヒーローだし、そんな悠くんが私の誇りだった。


初等部の頃。


世間一般だと、お父様の会社は大企業、に入るようで。


よく友達からも避けられていたし、話しかけに行く勇気もなかった。



そんなときに悠くんに…出会った。


何に対しても興味がなさそうで、いつも無表情だった。



そんな悠くんは私が男の子たちに絡まれているとき、いつも助けてくれた。



あの日、あの時、あの頃。


何で私にそんなに優しくしてくれるのか。