今宵、シンデレラのベールの秘密。

――コンコンコン。



静かな部屋にノックが響いた。



「……失礼いたします。お嬢様、次の面会時間でございます」


SPの一人の男の人が入ってきた。



…次の…面会…?


どういうこと……だって…私は…今日翔さんとしか予定されてないはず…。



「お父様の指示でございます。行きましょう、お嬢様」


お父様が……?



言われるがままにSPさんについていった。



「……こちらでございます。お嬢様」



またしても真っ白な扉を前に脈が速くなっていくのが分かる。


「…ありがとう、ございます…」


それだけ言うとSPさんは去って行ってしまった。


何だか妙に緊張してドアノブに手をかけられないでいると、カチャっと音を立てて扉がゆっくりと開く。


胸の鼓動が早まる。



恐る恐る目の前の人を見ると……そこにいたのは…黒崎…先輩…。


「……え?」


思わず心の中の言葉が口に出ていた。