今宵、シンデレラのベールの秘密。

唇がそっと離れた。


思わず自分の唇に指を当てた。


……感触が…残ってる…。


なんで……きすなんて…


「……ごめん」


なんで…なんで…そんなに苦しそうなの…?


静かに首を振る。


歪んだ表情。苦しそうな瞳。


なんだろう…この懐かしさ…。


……でも…さっき…私…黒崎先輩にもっと触れてほしいって…思った…?


それに…間違いはなかった。


なんで…だろう…。


「……きす…嫌じゃなかった…?」