今宵、シンデレラのベールの秘密。

そっと体が離される。


――もうちょっとだけ……。


気づいたら目の前の大きな身体に飛び込んでいた。


ぎゅっと、黒崎先輩のシャツを握った。


あ…れ…?


今…私……、もっと抱きしめてほしい、って思った……?


なんだろう、この気持ち。


……言葉なんかじゃ言い表せないような、気持ち。


一瞬びっくりしたようにすると、暖かい手がそっと背中に回った。


……好き、だなぁ…この、ぬくもり。


安心、する。


ずっと、


このままでいれたら…な…って思ってた。


なんだろう……この香りが…ぬくもりが…好き。


この感情は…何なんだろう…。