今宵、シンデレラのベールの秘密。

       *――――*




「ねぇ、聞いた!?天寧さまの首元!」


「聞いた聞いた!!絶対”アレ”だよね~相手誰なのかめちゃくちゃ気になるんだけど~!」


「しかも、四つも!どういうこと!?」


なんだか今日はいつもに増してすっごく視線を感じるのは私だけ……?


隣には悠くんがいるからなんだか安心だけど……


「あっ、あの…!天寧さまっ…!」


一人の女の子がうつむき加減にそう声をかけてきた。


「そ、そのっ、首元は……」


そう言いかけた途端、隣の悠くんが肩を寄せてきた。


「わーっなんでも…!なんでもありません!ごめんなさい、天寧さまーっ!」


???


なんだか今日はいつもに増して騒がしいな……。


「天寧、それどうした?」


首元を指さしながら怪訝そうな顔をする悠くん。


「うーん、何だか知らぬ間に……そんなに引っ掻いたかな…?」


「なぁ、天寧」


「うん?」


「その印、なんだかわからない?」


印?何の…?