今宵、シンデレラのベールの秘密。

「……昼間、天寧に何した?」


「何もしてないんだけどー…」



「………吐け」


「……ちょっと天寧ちゃんに会ってみただけ。気づいてんだろ、お前も」


相変わらずパソコン打ちながら軽い言葉で交わしてくる。



「……いい加減見飽きたんだけど」


………。


玲真が横目を向けてきた。


分かってる。


叶わないもので、本来ならすべて捨てきらなければいけないことを。


それでも簡単に全てを捨てきることなんてできない。


それほど天寧が自分にとって大きすぎるから。