今宵、シンデレラのベールの秘密。

「天寧ちゃん、ね。キミか……」


……?何の話だっけ…?



「天寧ちゃんって漣の何なんだろうって思って」


黒崎先輩の……?


軽く笑うとにっこりとスマイルを向けてくる。


「そんな怖がらないでよ。キミの中での”特別”が知りたいだけだから」


神城くんの顔からは笑みが消えていて、何を考えているのか全く分からなかった。


何が知りたくて、私から何が聞きたいのか。


「”特別”が誰なのか……教えてよ」


”特別”……?


その瞬間、確かに神城くんの目から色が消えた気がした。


私が特別だと想っている人……



「と、特別……は家族です…っ」


「へぇ……そう」



あまりにもその声が不気味で背筋が凍った。