今宵、シンデレラのベールの秘密。

「へぇ、『そういう』コト、ね」


なんだかこの男の子、悠くんを挑発してるみたいな、言い方……。


「えっと……私に何か…?」


「あ、天寧ちゃん、初めましてー漣の手下の玲真でーす」





「漣…?」


「あ、もしかして知らない感じ?あーほら、黒崎だよ、黒崎」


黒崎?……って黒崎くん…!?


「キミの会社にもお世話になってるよ、一応これでも神城の次期社長ですー」


神城……どっかで聞いたことのあるような……


「…神城、グループ…?」


「そうそう~これからよろしくね?天寧ちゃん」


神城グループの人だったのか…!よくお父さんが口にしている名前の一つ、神城グループ。


これから……?よくわからないけど…


「よろしくお願いします…!」


私は気づかなかった。


私たちを見つめる、一つの視線に――。