今宵、シンデレラのベールの秘密。

あー……面白い。


どれだけもがいてもあがいても、キミのものになんてならないのに。


そう、仮にも俺のモノ。


すやすやと気持ちよさそうに眠る天寧を抱きかかえて校門前に止めていた車に乗り込んだ。


そのまま抱きかかえたまま天寧を見る。


きめ細かい白い肌に伏せられた長いまつげ。ふわふわとしているプラチナブロンドの髪。


そして、ぷっくりとした唇。


今すぐにでも押し倒したい衝動を必死に抑えながらやっと家に着く。


天寧を抱えながら歩くけれど、よほど熟睡しているのかひと時も目を覚ます気配がない。


軽くて華奢な体は今俺の中にある。


そして、もうじき手に入る。その事実だけで今は十分、そう思っていた。