今宵、シンデレラのベールの秘密。

ただ流れていくだけの日々と、



……先が見えない未来が怖い。



幸せなんて…いらないのに。


そう思うのに、きっと…



どこかで、求めてしまっているのかもしれない。


求めてはいけないものを…誰かに。



振り払うように首を振った。


何を、”愛”と呼んで、何を”正解”と思えばいいんだろう。



私の声は…きっといらないものだから。



――「ほらっ…天寧さまよ!今日も儚い…!!」



「お美しいわ。すべてが完璧ね…!」


「ちょっと!見えないわよっどいて!!」


「はあぁぁっお綺麗ね…っ」



みんなの声が飛び交う廊下を肩身狭く歩くのだけれど。