今宵、シンデレラのベールの秘密。

       *――――*




――「…っ、ありがとう。でも…今回のことは…悠くんには関係ないから



   ……私の問題だから」



……そう、言われたとき、何かが崩れていく音がした。



”あの時”からずっと。


今まで天寧を守ってきたつもりだった。



どんな時でも、天寧に頼ってもらえる自分でいよう、と。


天寧の事なら何でも知っていたいし、どんな苦しいことも分かち合える存在でいたいと。



思っていた。


だから、天寧の変化にはすぐ気づくし、気づいたら使用人に片っ端から調べさせていた。


天寧は一人で解決しようとするけど、俺が一瞬でも顔を歪めると、傷ついたような顔をしながらも打ち明けてくれた。