今宵、シンデレラのベールの秘密。

『貴方は本当に……落ちこぼれな子ね』


『本当、何で有名な財閥の子として生まれてきたのかしら』


『あなた以外、みんな優秀な方なのに』


『何でこんなに簡単な仕事ができないのか……』


『……成績が良かったですって?当たり前よ。貴方は会社のことなんて何もできないじゃない』



……心無く投げかけられた無数の言葉たちの中に、


”……比べなくていいだろ。お前は……お前にとっての世界を見つけるんだろ?”


”もっと自分に優しくなれば?”



―――そんな言葉が……沢山…いっぱい、あった。


その言葉だけで……きっと何度も何度も救われてきた。


私の記憶のどこが削られていたのか。


思い出せない。


私は……きっと他の何よりも大事で、大切なものを見失っている。