今宵、シンデレラのベールの秘密。

ん……


眩しいくらいに差し込んでくる日差し、朝……教室。


「あ……」


一気に目が覚めて辺りを見渡す。


私、昨日……学校に来て…それで、ここに男の子が現れて……そのまま寝ちゃった…!?


嘘……。


男の子はいなくなっていて男の子の物らしきブレザーが肩にかかっていた。


一瞬でも寂しいと思ってしまったのは…忘れよう。


………あったかい…。


…っ待って…今何時…?


急いでスマホのっ電源をつける。


ホーム画面に表示された時間はちょうど七時。


そして、今日は土曜日だった。


よかった、誰か来たら大変だもん……。


……このブレザー、クリーニングしてから返したほうがいいよね…。


申し訳ないけど一回持ち帰らせてくださいっ……!


―――ウーッウーッ


パトカーか何か……?何やら外が騒がしい。


教室の窓から下を見ると――そこにはたくさんのパトカー。


しかもこの学校の敷地内に止まっている。