今宵、シンデレラのベールの秘密。

一体、ここでいくつ夜を越したのか。


もう、頭は正常に働かないし、体もだるいままで何も考えられなかった。


頭まで囚われれてしまったような感覚。


よく分からない。自分がわからない。


それでも何とかしてここから出ないといけない。


それだけは分かっていたけれど、頭も体もぐったりして動けないし、何も考えられない。



「…誰か……」



…助けて……。


そんな言葉は心の中で消えていく。



――ガンッ



丁度その時下の階から大きな音が聞こえてきた。


何かが大きく壊れるような。



そんな音だった。


なに……っ。



すると扉から金属の荒い音がして思わず冷や汗が流れた。


いや…っ。



―――バンッ。