今宵、シンデレラのベールの秘密。

「……天寧ちゃんは俺と婚約するんだよ?それがちょっと早くなっただけ」


っ……そうだった。私は……翔さんと…


「ねえ、天寧ちゃん。キス、していい?」


き、す……?


嫌……いや…


精一杯首を横に振る。


「何で?俺たち、夫婦になるんだよ?」


夫婦……翔さんと……っ嫌、いや……。


必死に首を横に振る。


「……そっか。でも、逃げられないよ」


首に巻かれた首輪の先のチェーンに触れた。


「天寧ちゃんは俺のモノだから。……逆らえないよ」


余裕を浮かべた笑みと優しそうに細められる目。