今宵、シンデレラのベールの秘密。

急に体が重くなってきてその場に座り込んでしまった。


お母さん。ごめんなさい。


二年前にお母さんは死別して、それからずっとお父さんとお姉ちゃんと暮らしている。


お母さんが亡くなったことをきっかけにお父さんもお姉ちゃんも人が変わったように冷たくなっていった。


一時期は倒産の危機もあったけど、なんとか乗り越えてここまできた。


主な仕事はお父さんの会社の人がやるけど、私にできる限りのことは手伝ったりもしていた。


でも……いざ結婚となると…怖気づいてしまう。


駄目駄目、だなぁ……。


お姉ちゃんは……頑張ってるのに。



私は……ただ、役に立ちたいだけなのに…。


お母さん……。



ごめんなさい。出来損ないで。


ごめんなさい。役に立てない子で。



―――ごめんなさい。ごめん、なさい。