「わぁ~!ここがおさげちゃんの家か。なんていうか、プレハブ小屋?」
「ナチュラルに失礼だね」
住んでみたら、けっこう便利なんだよ?
いったん家に荷物を置きに行った私は、アオが待つ公園に戻って光くんを回収。
家に連れて来たしだいだ。
ぼうしを取った光くんは、目も覚めるようなふわふわの金髪の男の子だった。
その顔もあいまって、地上に舞い降りた天使みたいだ。
あちこち雨漏りしててボロボロの我が家に光くんがいるのは、違和感しかない。
「わあ~!せま〜い!」
「ふつう思っても、心にとどめておかない?」
光くんは、きょろきょろとものめずらしそうに部屋の中を見て回っている。
さっきまでおなかが減って動けないって言ってたのに。
まさか、私の家に転がり込むための口実だったとか?


