一学期の期末テスト間近 「ゆーめ。教えて。」 そう言って教科書片手に私の机に来た井上さん。 いや、井上春菜ちゃん。 井上さんのたっての希望から、 はるちゃんと呼び始めた。 「井上もわかんない所あるなら、 夢華ん家行こう」 ちょっと、ぎくしゃくする時もあるけど、 あの体育祭以来 はるちゃんと絵梨と私は仲良くなりました。