負け犬のメイサちゃんは100日後に本当の恋を知る

 なんか最近、恋愛強者になる努力できてない気がする!

 てことで、朝起きてすぐ須藤にニャインする。


「おはよ」

『はよ。なんかあった?』

「なんもない。ドキッとした?」

『うん。なんかロクでもない用事かと思ってドキドキした』


 ぐぬ……。

 そうじゃないんだよ〜。

 見直したら、挨拶しか送ってなかった。


「どんなのが送られてきたらドキドキする?」

『今、こいつ遅刻するんじゃねえかな? ってドキドキしてるから、間に合ってます』


 時計を見る。

 やっば!!

 慌ててベッドから飛び降りて、洗面所に走った。

 何とか朝練には間に合った!


「43日目なのに、ほんと相変わらずだな」


 走り込みに行く部員を見送ったら、近くで水やりをしてた須藤が呆れたように言った。


「う、うっさい! 雑誌にそういうモテテク載ってたんだもん」

「へえ?」

「気になる男子に短いニャインを送るってさ」

「ふうん。気になる男子に?」

「うん。……ちが、練習だから! ていうか、そっちは間に合ったんだ」

「俺、五時には起きてるし。家が店やってるから早いんだよね」


 須藤は水やりを終えてホースを片付けた。


「今度お手本見せてやるから楽しみにしとけよ」

「えっ、なんの?」

「さあな」


 須藤は笑って去って行った。

 な、なにされるの?