「……どうしよ」
今日は朝から寒かったけど、昼前から雪が降り始めて、今は大雪。
部活も休みになって、電車が止まる前に帰れって言われたけど、傘ないし。
雪なら駅で払えば平気じゃない?
昇降口で軽く屈伸。
「っし、走ればいける!」
「んなわけあるかよ」
呆れた声に振り返ったら、須藤だった。
「先輩、今日で31日なのに、まだ負け犬気分なわけ?」
「な、なによう」
「傘、入れてやるって言ってんの。ほら、そこ水たまり」
須藤は傘を広げて、ぐいっと私の肩を引いた。
「え、でも」
須藤の家は駅とは反対だ。
この雪だし、余計に歩かせるのは気が引ける。
「さっさとしろ。うちの方に向かうバスが駅まで行かねえと出てないんだよ」
「あ、そうなんだ。じゃあ、お願いしようかな」
ありがたく傘に入れてもらった。
足元は雪でぐちゃぐちゃで歩きにくい。
走らなくて良かった!
「そういやさー」
「ん?」
ぱっと顔を上げる。
思ったより須藤の顔が近くて、思わず固まる。
須藤も言いかけたまま、私を見つめていた。
ど、どーしよ。
「ごめん、近かった」
なんとか目を逸らす。
ヤだな。
なんでこんなドキドキしてんの。
「そこで、キス待ち顔の一つでもできればモテんのに」
「し、しないよ! そんなのしたって、須藤は馬鹿にするだけでしょ」
「さあ、どうだろうな?」
もう一回見上げたら、須藤の顔がやけに余裕そうで、ムカつく。
今日は朝から寒かったけど、昼前から雪が降り始めて、今は大雪。
部活も休みになって、電車が止まる前に帰れって言われたけど、傘ないし。
雪なら駅で払えば平気じゃない?
昇降口で軽く屈伸。
「っし、走ればいける!」
「んなわけあるかよ」
呆れた声に振り返ったら、須藤だった。
「先輩、今日で31日なのに、まだ負け犬気分なわけ?」
「な、なによう」
「傘、入れてやるって言ってんの。ほら、そこ水たまり」
須藤は傘を広げて、ぐいっと私の肩を引いた。
「え、でも」
須藤の家は駅とは反対だ。
この雪だし、余計に歩かせるのは気が引ける。
「さっさとしろ。うちの方に向かうバスが駅まで行かねえと出てないんだよ」
「あ、そうなんだ。じゃあ、お願いしようかな」
ありがたく傘に入れてもらった。
足元は雪でぐちゃぐちゃで歩きにくい。
走らなくて良かった!
「そういやさー」
「ん?」
ぱっと顔を上げる。
思ったより須藤の顔が近くて、思わず固まる。
須藤も言いかけたまま、私を見つめていた。
ど、どーしよ。
「ごめん、近かった」
なんとか目を逸らす。
ヤだな。
なんでこんなドキドキしてんの。
「そこで、キス待ち顔の一つでもできればモテんのに」
「し、しないよ! そんなのしたって、須藤は馬鹿にするだけでしょ」
「さあ、どうだろうな?」
もう一回見上げたら、須藤の顔がやけに余裕そうで、ムカつく。



