無口な警察官様とのまさかの同居生活についてご報告します〜過保護で甘々で困っているのですが…!〜

通勤途中は、自然と会話が弾んだ。
せっかくだからと新しい通勤経路を観察していたので、真新しい風景や気になっていたお店のことを話した。

「実は、あそこのカフェ、ずっと気になってたんです。素敵じゃありません? パンケーキがおいしそうで」
「うん、美味そうだな。じゃあ今度一緒に行ってみる?」
「はい!」

嬉しくて、反射的にうなずいていた。
湊さんも、つられたように笑顔をこぼした。
気づけば、あっという間に保育園に着いていた。

「じゃあ、帰りも迎えに来ていいかな」
「え、でも……」
「……早くきみに会いたいんだ」

胸の奥が、きゅうと締め付けられる。
熱くなった顔でにっこり笑うとぺこりと頭を下げた。

「はい、お待ちしてます」

湊さんは満足そうにうなずいて、来た道を歩いて行った。
私は、去っていくその背中を、しばらく見つめていた。