無口な警察官様とのまさかの同居生活についてご報告します〜過保護で甘々で困っているのですが…!〜

「通勤は変わりないか?」
「はい。経路をランダムにしているせいか、今までどおりです。犯人は、まだ私がここに暮らしていることに気づいていないのかもしれませんね」

楽観的な私とは反対に、彼は少し真剣な声で続ける。

「……それでも油断は禁物だ。そう見せかけて、安心させたところを狙う事例もあった」
「そうなんですか……」

思わず身構えると、湊さんはすぐに表情を緩めた。

「ごめん、怖がらせたな」
「いえ、大丈夫です」

一瞬、間を空けると、湊さんは静かに言った。

「……送らせてもらえないか?」
「え?」

思わず私は驚く。
通勤は保護者と一緒になることもがあるから、ちょっと気まずいな……。

と思うものの、私のことを心配してくれる彼の気持ちも感じて、きゅんとなる。
私も彼の気持ちにこたえなきゃ。