無口な警察官様とのまさかの同居生活についてご報告します〜過保護で甘々で困っているのですが…!〜

確かに、あのきりっとした端正な顔を直視して、冷静を保つのは難しい。
そういうこととはべつに、あの包み込むような優しさがにじんだ瞳を見ると、深い愛情を感じて、胸がドキドキしてどうにかなってしまいそうになる。
恋に奥手な私なので、なおさら動揺してつい目をそらしてしまうのがほとんど。
そして、湊さん、気を悪くしてないかな……と思ってちらりともう一度目を合わすと、今度はそんな私を面白がっているような顔をされて、余計に顔が熱くなってしまうのだ。

そんな調子なので、お付き合いを始めたといっても前進はまだまだだった。

こんなことでいいのかな。
湊さんはどう思っているのだろう。

彼は解決するまでこれまで通りの生活でいいと言って、その間に考えて欲しいと望んでいるようだった。
ならやっぱり、少しでも前進しなければ、答えだって見つからない。

私、もっとしっかりしなきゃな。




湊さんとお付き合いを始めて、最初の週末が来た。

この日は、私が昼から勤務のシフトだった。

支度をしていると、湊さんが声をかけてくれる。