無口な警察官様とのまさかの同居生活についてご報告します〜過保護で甘々で困っているのですが…!〜

「ずっと思っていました。湊さんは素晴らしい男性です。だから私がいたら邪魔になるんじゃないかって。……お見合いの話、聞こえてしまったんです」

彼の落ち着いた表情が、一瞬揺れたように見えた。

「湊さんは解決するまでいていいと言ってくれましたが……いつになるのかわからない。もしかしたら、数か月、一年以上かかるかもしれない。そうなれば、湊さんにご迷惑をかけてしまう。私はあなたの生活の妨げになりたくないんです」
「妨げだなんて……」
「美湖さんという女性と出会って兄はますます仕事にやりがいを持つようになりました。だから湊さんも、そういう幸運をつかんでほしいんです」

私はにっこりと笑った。
湊さんはそんな私をじっと見つめた。
見とれるほどに端正な顔にどこか熱を帯びた目で射抜かれ、私の胸は早鐘をうつ。

「……そろそろ、食器、洗いますね」

根負けしたように私は立ち上がった。
不意に、力強く手を握られた。

「幸運ならもうつかんでいる。――きみだ」

湊さんが立ち上がって近づいてきた。
大きな体を前にして、私は身動きが取れなくなる。

「好きだ」