無口な警察官様とのまさかの同居生活についてご報告します〜過保護で甘々で困っているのですが…!〜

たしかに……てっぺんに大きな毛玉がついたニット帽をかぶる男性はあまり見ないかもしれない。
主任は三十歳に近いけれど、童顔で若く見られるから似合っているんだけれども。

「あー! 白石さんまで笑うなんて!」

やれやれと肩をすくめる主任がさらに可愛くておかしくて、笑いがおさえられない。

不安や緊張を感じるばかりの最近だったけれども、久しぶりに明るい気持ちになれた。
この園でこれからも楽しく仕事するためにも、しっかりしなくっちゃ。




兄から突然電話がかかってきたのは、その数日後だった。

『ごめん、急なんだけど……転任が決まってさ。週明けには引っ越さなきゃならなくなった』
『えっ?』