そこへ、早朝入りシフトの小林さんが出勤してきた。
これまでの会話を話すと、小林さんは半信半疑の顔で主任を見た。
「主任にそんな力ありますぅ? うちなんて、病院内じゃ立場弱いじゃないですか」
「失礼だなぁ、俺だって一応管理者って役職についてるんだからな」
「お飾り役職じゃなくて?」
なんて気の置けない会話ができるのは、主任と小林さんがこの園ができる前からの付き合いで、お互いに信頼しているからだ。
口ではちょっと辛口な小林さんも、仕事ではしっかりと主任をたてて、支えている。
「なんか竹田さんっていまいち頼りないと思わない? 千沙ちゃん。優しいけどほっとけないって言うか」
「そんなわけないだろー。きみたちがのびのび仕事できるのは誰のおかげなんだっ」
「だって見るからに学生みたいだし。その帽子だってなんですか、かわいいだけじゃないですかぁ」
小林さんは主任の頭を指さしてくすくす笑った。



