「私、寝相あまりよくないから、一緒に寝ても迷惑かけるだけだと思います」
「……俺も、きみを潰してしまわないか心配だな……」
と言われたところで、はっとなる。
私ったら、どうして一緒のベッドに寝ることまで想像してるんだろう……⁉
湊さんも同じことを思ったのか、さらに顔を赤くさせて、眉間にしわまで寄せている。
「じゃ、じゃあ、シャワー使わせてもらいますね」
「あ、ああ、おやすみ」
気まずくなって、頭をぺこりと下げて足早に浴室に飛び込んだ。
シャワーを浴びてさっぱりしたあと、髪を乾かして部屋に戻ろうとした。
その時、廊下越しに、湊さんの部屋から話し声が聞こえた。
「……ですから、その話は遠慮したはずです」
少し硬い声だった。
思わず足を止める。
ドアが少しだけ開いているらしく、張りのある声がはっきりと漏れてくる。
「……俺も、きみを潰してしまわないか心配だな……」
と言われたところで、はっとなる。
私ったら、どうして一緒のベッドに寝ることまで想像してるんだろう……⁉
湊さんも同じことを思ったのか、さらに顔を赤くさせて、眉間にしわまで寄せている。
「じゃ、じゃあ、シャワー使わせてもらいますね」
「あ、ああ、おやすみ」
気まずくなって、頭をぺこりと下げて足早に浴室に飛び込んだ。
シャワーを浴びてさっぱりしたあと、髪を乾かして部屋に戻ろうとした。
その時、廊下越しに、湊さんの部屋から話し声が聞こえた。
「……ですから、その話は遠慮したはずです」
少し硬い声だった。
思わず足を止める。
ドアが少しだけ開いているらしく、張りのある声がはっきりと漏れてくる。



