無口な警察官様とのまさかの同居生活についてご報告します〜過保護で甘々で困っているのですが…!〜

いや、怖がりなのはきっと今も変わらない。
でもそれ以上に、子どもたちを守りたいと思う優しさと毅然とした心を持つ女性に育っていたんだ。

それから、彼女を見る目が変わった。

ほほえましく見守っていたのが、いつしか彼女の姿を探し、目が離せなくなっていた。

何度か話しかけようとした。
しかしお互いに勤務中だったし、子どもたちの面倒をみることに専念している彼女の邪魔もしたくなかった。

ならいっそ彼女の勤務後を見計らって訪ねてみようかと思ったが、それも印象が悪い気がして気が向かなかった。

そもそも、彼女は俺を怖がっていたはずだ。
互いに大人になったのはわかっていたが、またあんな風に怖がられて拒絶されるのではと想像すると、思い切った行動ができなかった。

そうして二の足を踏んでいたら、ある日突然、彼女と子どもたちは公園に来なくなった。