無口な警察官様とのまさかの同居生活についてご報告します〜過保護で甘々で困っているのですが…!〜

「いい加減にしなさいよ! もとはと言えば、あんたが全部悪いんじゃないっ」

小林さんの手が私の頬めがけて振り下ろされようとした、その時だった。

「そこまでだ!」

鋭い声が空気を裂いた。
次の瞬間、力強い腕が私の前に伸び、私を抱き寄せる。
驚愕に目を見開く小林さん。
その刹那、湊さんが一瞬の隙を逃さず、彼女の手首をひねり上げた。

「痛っ……!」
「君には白石千沙さんへのストーカー行為で容疑がかかっている。一緒に警察署までご同行願いたい」

彼女は罵詈雑言を言って暴れた。
しかし、湊さんのがっしりとした腕にあっけなく制された。

私は思わずその場にしゃがみこんだ。

「大丈夫か?」

私を見つめる彼の瞳には深い安堵が宿っていた。
胸の奥が熱くなり、気づけば涙が溢れ出していた。

こうして、長く続いた恐怖の日々は、ようやく終わりを告げたのだった。
でもそれは、新たな苦い日々の始まりでもあった。