愛情ごはんを届けたい ~エリート社長は過労死寸前!? あなたの心と体を私の料理で癒します~

「今日、いろいろありすぎて……私、ちょっと冷静じゃないみたいです。一晩寝れば元に戻るんで」

 今夜はもう寝ますといい終える前に、東條さんが私の名を呼んだ。

「咲良ちゃん……今から会えないかな? 会って話しがしたい」

 突然のことに理解が及ばず、なんて返していいかわからない。
 今度は私が返答に困る番だった。

 こんな夜遅くに会いたいだなんていわれて、勘違いするなっていうのは酷だって、東條さんはわかっているのかな。

 両想いなら、恋人なら、喜んで会いにいったよ。会って、婚約者ってなにって問い詰めたかもしれない。私のことをどう思っているのって、泣いて怒ったかもしれない。

 でも、今の私たちの関係は恋人でも友達でもない。

 私たちってなんなんだろう。考えたら胸が苦しくなって、余計に言葉がつまった。