横に立つのが麗華さんだったら、きっと美男美女で絵になるよね。貧乏学生の私なんかじゃ、釣り合わないよね。
「白い結婚……そんな風に結婚を決められちゃうんだ」
自身の健康度外視で働いている姿を見ていたし、仕事のためなら、なんでもする人なんだろうとは思っていた。それって、ワーカーホリックの域を超えているよね。
わけもなく頬を涙が落ちていく。
私と東條さんでは住む世界が違う。ベンチャー企業の社長とただの大学生じゃ、どんなに親しくなったとしても、恋愛対象にはならないだろうなって思ってたよ。
「でも……ご飯が美味しいって、毎日食べたいって」
あれは嘘だったのかな。やっぱりお世辞だったんだろう。
空になったお弁当の写真に、車の中でおにぎりを美味しそうに食べる姿、部屋で食事を楽しむようになった東條さんの表情が、次々に思い浮かぶ。
ほんの少しだけ期待していたことに気付いて、胸が痛くなる。
止まらない涙を濡れた手で拭っていると、シンクのわきに置いていたスマホが震えた。
鼻を啜りながら画面を開くと、そこには想像を超えた数件のメッセージ通知が上がっていた。
「……東條さん」
「白い結婚……そんな風に結婚を決められちゃうんだ」
自身の健康度外視で働いている姿を見ていたし、仕事のためなら、なんでもする人なんだろうとは思っていた。それって、ワーカーホリックの域を超えているよね。
わけもなく頬を涙が落ちていく。
私と東條さんでは住む世界が違う。ベンチャー企業の社長とただの大学生じゃ、どんなに親しくなったとしても、恋愛対象にはならないだろうなって思ってたよ。
「でも……ご飯が美味しいって、毎日食べたいって」
あれは嘘だったのかな。やっぱりお世辞だったんだろう。
空になったお弁当の写真に、車の中でおにぎりを美味しそうに食べる姿、部屋で食事を楽しむようになった東條さんの表情が、次々に思い浮かぶ。
ほんの少しだけ期待していたことに気付いて、胸が痛くなる。
止まらない涙を濡れた手で拭っていると、シンクのわきに置いていたスマホが震えた。
鼻を啜りながら画面を開くと、そこには想像を超えた数件のメッセージ通知が上がっていた。
「……東條さん」


