結城くんの彼女に会うのに、どうして東條さんが出てくるのか。
予想外過ぎて、きょとんとしてしまった。すると、結城くんは肩を寄せるようにして近づくと、少し屈んで「ライフメトリクスの社長、東條一織だろ?」と、こそこそ尋ねてきた。
どうして、結城くんが東條さんの会社のことを知っているのか。
驚きすぎて、否定することもできずに息を呑んだ。
私たちが一緒にいたのを見た猪原さんだって気付かなかったのに、どのタイミングで気付かれたのだろうか。
もしかして、野崎教授が東條さんを来春の特別講師に呼んでいるし、そこから情報が漏れたとか。いやいや、教授にはあの翌日にゼミ生には話さないよう口止めをされたし、それはないはず。
返す言葉に戸惑っているとと、結城くんはため息をついて「やっぱり」と呟く。
「結城くん、あの、それは……」
「別に周りに話したりしないから安心して。あのお喋りな二人にもいわないし。彼女に会ってもらう前に、確認したかっただけだから」
「……どういうこと?」
「ちょっと協力して欲しくて……とにかく、俺の彼女と会ってくれ」
そういった結城くんは、再び歩き出した。
予想外過ぎて、きょとんとしてしまった。すると、結城くんは肩を寄せるようにして近づくと、少し屈んで「ライフメトリクスの社長、東條一織だろ?」と、こそこそ尋ねてきた。
どうして、結城くんが東條さんの会社のことを知っているのか。
驚きすぎて、否定することもできずに息を呑んだ。
私たちが一緒にいたのを見た猪原さんだって気付かなかったのに、どのタイミングで気付かれたのだろうか。
もしかして、野崎教授が東條さんを来春の特別講師に呼んでいるし、そこから情報が漏れたとか。いやいや、教授にはあの翌日にゼミ生には話さないよう口止めをされたし、それはないはず。
返す言葉に戸惑っているとと、結城くんはため息をついて「やっぱり」と呟く。
「結城くん、あの、それは……」
「別に周りに話したりしないから安心して。あのお喋りな二人にもいわないし。彼女に会ってもらう前に、確認したかっただけだから」
「……どういうこと?」
「ちょっと協力して欲しくて……とにかく、俺の彼女と会ってくれ」
そういった結城くんは、再び歩き出した。


