「おはようございます」と返す声が、少しひっくり返っていたかもしれない。冷静を装いながら、緊張で胸が苦しくなる。
「咲良ちゃん、もう朝ごはん食べた?」
「食べましたけど……?」
「そっか。俺、まだなんだよね」
少し申し訳なさそうに笑う東條さんは「モーニングやってるとこあるかな」といってスマホを取り出す。
ああ、やっぱり昨日も遅くまで仕事をしていたのだろう。働いているのが有意義だって話していた時のことを思い出し、なんとなくそんな気がした。
「そんなことだろうと思いました」
「ははっ、面目ない」
「だからコレ!」
持っていた小さなバッグを着き出すと、東條さんは首を傾げて中を覗き込んだ。
「おにぎりとお味噌汁です」
「……マジ?」
驚いた顔をしていた東條さんは、目を細めると「今すぐ食べたいな」といって歩き出した。
むしろ、すぐ食べてもらおうと思って、ウエットティッシュだって持参している。おにぎりは冷めちゃってるけど、お味噌汁はスープジャーに入れてきたからまだ熱々だろう。
「手作りの味噌汁って、いつぶりかな」
「作らないんですか?」
「咲良ちゃん、もう朝ごはん食べた?」
「食べましたけど……?」
「そっか。俺、まだなんだよね」
少し申し訳なさそうに笑う東條さんは「モーニングやってるとこあるかな」といってスマホを取り出す。
ああ、やっぱり昨日も遅くまで仕事をしていたのだろう。働いているのが有意義だって話していた時のことを思い出し、なんとなくそんな気がした。
「そんなことだろうと思いました」
「ははっ、面目ない」
「だからコレ!」
持っていた小さなバッグを着き出すと、東條さんは首を傾げて中を覗き込んだ。
「おにぎりとお味噌汁です」
「……マジ?」
驚いた顔をしていた東條さんは、目を細めると「今すぐ食べたいな」といって歩き出した。
むしろ、すぐ食べてもらおうと思って、ウエットティッシュだって持参している。おにぎりは冷めちゃってるけど、お味噌汁はスープジャーに入れてきたからまだ熱々だろう。
「手作りの味噌汁って、いつぶりかな」
「作らないんですか?」


