紙袋に一式を入れ終えた店長はカウンターを出てくると、それを私に握らせる。
「来年もバイト、頼りにしていますよ。よいお年を」
紙袋を受け取り、胸に抱き締めた。
店長は外まで見送りをしてくれたけど、丁度入れ違いにお客さんが訪れ、一緒に店内へと入っていった。
それから買い物をして、一織さんのマンションへと戻った。
キッチンのカウンターに店長から贈られたハンドミルを並べ、嬉しさが込み上げてくる。
「さっそく淹れてくれるのかな?」
冷蔵庫に買ってきた物を詰め終えた一織さんは、満ち足りた顔で尋ねる。
「……失敗しても、がっかりしませんか?」
「咲良ちゃんなら大丈夫だよ」
そういって私をキッチンに手招いた一織さんは、ケトルをコンロにかける。その横で珈琲豆の入った袋を開け、胸いっぱいに香りを吸い込んだ。
きっちり豆の分量を量ってハンドミルに落とすと、豆がカラカラと音を立てた。まるで期待に踊るような軽やかな音に、胸が高鳴る。
美味しく淹れられますように と思いを込め、ハンドルを回して豆を挽く。
ゴリゴリと心地の良い音がキッチンに響いた。
「来年もバイト、頼りにしていますよ。よいお年を」
紙袋を受け取り、胸に抱き締めた。
店長は外まで見送りをしてくれたけど、丁度入れ違いにお客さんが訪れ、一緒に店内へと入っていった。
それから買い物をして、一織さんのマンションへと戻った。
キッチンのカウンターに店長から贈られたハンドミルを並べ、嬉しさが込み上げてくる。
「さっそく淹れてくれるのかな?」
冷蔵庫に買ってきた物を詰め終えた一織さんは、満ち足りた顔で尋ねる。
「……失敗しても、がっかりしませんか?」
「咲良ちゃんなら大丈夫だよ」
そういって私をキッチンに手招いた一織さんは、ケトルをコンロにかける。その横で珈琲豆の入った袋を開け、胸いっぱいに香りを吸い込んだ。
きっちり豆の分量を量ってハンドミルに落とすと、豆がカラカラと音を立てた。まるで期待に踊るような軽やかな音に、胸が高鳴る。
美味しく淹れられますように と思いを込め、ハンドルを回して豆を挽く。
ゴリゴリと心地の良い音がキッチンに響いた。


