花が大好きな母らしいなとか、私は母の花になれたのかなとか、今でも花を見ると時々思うことがある。
「咲良ちゃんはお母さんの花なんだね」
「……そうなれたらいいなって、ずっと思ってます」
「その花を、俺は枯らしちゃいけないな」
優しい言葉に嬉しくなりながら、どう返事をしていいかわからなかった。でも、頬が緩んでしまって、私のそわそわした気持ちは一織さんに筒抜けだろう。
「そ、そうだ! 一織さんのお誕生日はいつですか? その日はいっぱいご馳走作らないと」
「んー? 6月8日だよ。咲良ちゃんの手料理で誕生日か。楽しみだな」
「和食の方がいいなら、お赤飯ですかね。ちらし寿司とか?」
「いいね。その祝われ方はされたことがないよ」
美味しい日本酒に合う料理がいいなとか、お刺身や赤みと白見どっちが好きかとか。マンションに辿り着くまで、料理談議に花が咲いた。
「咲良ちゃんはお母さんの花なんだね」
「……そうなれたらいいなって、ずっと思ってます」
「その花を、俺は枯らしちゃいけないな」
優しい言葉に嬉しくなりながら、どう返事をしていいかわからなかった。でも、頬が緩んでしまって、私のそわそわした気持ちは一織さんに筒抜けだろう。
「そ、そうだ! 一織さんのお誕生日はいつですか? その日はいっぱいご馳走作らないと」
「んー? 6月8日だよ。咲良ちゃんの手料理で誕生日か。楽しみだな」
「和食の方がいいなら、お赤飯ですかね。ちらし寿司とか?」
「いいね。その祝われ方はされたことがないよ」
美味しい日本酒に合う料理がいいなとか、お刺身や赤みと白見どっちが好きかとか。マンションに辿り着くまで、料理談議に花が咲いた。


