「ダメかな?」
「そ、そんなことは……3月17日です」
心臓がバクバクいっていた。恥ずかしくて耳まで熱くなっていると、横から大きなため息が聞こえたかと思ったら「よかった」と、ほっとしたような呟きがこぼれた。
「断られたらどうしようかと思った」
「そんな、断るだなんて!……嬉しかったですよ」
「本当によかった。けど、カッコつけるのも楽じゃないね」
ハンドルを切りながら頬を緩ませる一織さんは「春生まれなのか」と、目を細めていった。
「咲良ちゃんにぴったりだ」
「そうですか?」
「名前の由来も、桜の花だったりして?」
「んー、残念。私の生まれは栃木なんで、まだ桜の時期じゃないですよ」
「そうなの?」
「でも、当たらずとも遠からずかな。お腹が大きい時に寒い冬を乗り越えのに、花が咲く頃、私と会えるって思えば頑張れたっていってました。花が咲くのを待ちわびるのもいいものよって」
私が生まれた時は、近所のハクモクレンが満開だったと聞いている。病院の花壇にはチューリップやパンジーが満開だったとか。
「そ、そんなことは……3月17日です」
心臓がバクバクいっていた。恥ずかしくて耳まで熱くなっていると、横から大きなため息が聞こえたかと思ったら「よかった」と、ほっとしたような呟きがこぼれた。
「断られたらどうしようかと思った」
「そんな、断るだなんて!……嬉しかったですよ」
「本当によかった。けど、カッコつけるのも楽じゃないね」
ハンドルを切りながら頬を緩ませる一織さんは「春生まれなのか」と、目を細めていった。
「咲良ちゃんにぴったりだ」
「そうですか?」
「名前の由来も、桜の花だったりして?」
「んー、残念。私の生まれは栃木なんで、まだ桜の時期じゃないですよ」
「そうなの?」
「でも、当たらずとも遠からずかな。お腹が大きい時に寒い冬を乗り越えのに、花が咲く頃、私と会えるって思えば頑張れたっていってました。花が咲くのを待ちわびるのもいいものよって」
私が生まれた時は、近所のハクモクレンが満開だったと聞いている。病院の花壇にはチューリップやパンジーが満開だったとか。


