「あははっ……わかっているんだけど、なかなか作る時間がね」
「会社にレンジと冷蔵庫くらいありますよね? お弁当を買いに行く暇もないなら、冷凍食品とか」
「……冷凍食品か」
「最近の冷凍食品は有能ですよ」
「そうなの? あまり美味しかった思い出がないからな」
少し困ったように呟いた東條さんは、首を摩りながら「苦手なんだよな」と呟いた。
なにか訳ありのような感じだな。だとしても、ご飯を食べないのはよくない。大学でも、体が資本って話は基本中の基本だって教わると思うんだけどな。
東條さんって背が高いし、体力に自信があるんだろうな。でも、それって凄く危険なことなんだよね……
ふと過労で他界した父親の顔が浮かんだ。
お母さんが体が弱いこともあって、お父さんはいつだって無理をして働いていた。だから、身体のSOSを無視し続けて、取り返しのつかないことになったんだよね。
東條さんには、そんなことになって欲しくないな。
スマホをちらっと見て時間を確認する。
塾のバイトまでまだ余裕がある。スーパーに立ち寄るくらいなら大丈夫だろう。
「東條さん、少し時間ありますか?」
「会社にレンジと冷蔵庫くらいありますよね? お弁当を買いに行く暇もないなら、冷凍食品とか」
「……冷凍食品か」
「最近の冷凍食品は有能ですよ」
「そうなの? あまり美味しかった思い出がないからな」
少し困ったように呟いた東條さんは、首を摩りながら「苦手なんだよな」と呟いた。
なにか訳ありのような感じだな。だとしても、ご飯を食べないのはよくない。大学でも、体が資本って話は基本中の基本だって教わると思うんだけどな。
東條さんって背が高いし、体力に自信があるんだろうな。でも、それって凄く危険なことなんだよね……
ふと過労で他界した父親の顔が浮かんだ。
お母さんが体が弱いこともあって、お父さんはいつだって無理をして働いていた。だから、身体のSOSを無視し続けて、取り返しのつかないことになったんだよね。
東條さんには、そんなことになって欲しくないな。
スマホをちらっと見て時間を確認する。
塾のバイトまでまだ余裕がある。スーパーに立ち寄るくらいなら大丈夫だろう。
「東條さん、少し時間ありますか?」


