愛情ごはんを届けたい ~エリート社長は過労死寸前!? あなたの心と体を私の料理で癒します~

「……え?」

 いわれた意味がわからなかったのだろう。きょとんとした咲良ちゃんを横目に、女性用の下着に手を伸ばし「お気に入りがあるでしょ?」といいながら、サイズを見てみる。さすがに、女性のサイズはよくわからないな。

「あ、あの、一織さん……」
「咲良ちゃんは小柄だから、これとか大丈夫そうだけど。どう?」
「は、はひぃ!?」

 シンプルなピンクの下着を差し出すと、その顔が真っ赤になってしまった。
 別にやらしい意味はないんだけど、初心な反応が可愛すぎて、つい悪戯心に火がついてしまった。

「明日も泊ってほしいし、なんなら着替えは置いていっていいからね」
「えっ、あ、あの……」
「他に必要なものは?」
「……ない、かな」

 真っ赤になっている咲良ちゃんに、そうかと頷いてレジへと向かう。
 会計を済ませて外に出てたら、横で白い息を吐いた咲良ちゃんが空を見上げた。