愛情ごはんを届けたい ~エリート社長は過労死寸前!? あなたの心と体を私の料理で癒します~

「違うんだよ……ずっと、引っかかってたんだ」
「引っかかってた?」
「……既読もつかなかったし、俺のことを忘れるくらい、学生生活を楽しんでるのかなとか、誰といるんだろうとか考えてた。一緒にいるのは男かな、とか」
「──!? そ、そんな人いないですからね。今日の講義が少し難しくて、休み時間で教授に質問したり調べ事していて時間がなくて。その後、結城くんに呼ばれて」
「ユウキ?」

 慌てて一日のことを説明しようとしたら、東條さんは不安そうな顔で私を見た。

「同じ学部の同期です」
「もしかして、二週間くらい前に咲良ちゃんを大学まで送っていった朝、声をかけてきた男?」
「──え?」

 二週間くらい前といわれ、記憶を掘り返した。
 結城くんが私たちを目撃したあの時、東條さんはまだ駐車場を出ていなかったのか。

「やっぱりそうか。……咲良ちゃんは、そいつのこと好きなのかなって」