ラストチョイス!!!!!






「おいおい、冗談は顔だけにしろよ。おめぇ。」














その中の一人、拒絶を前面に出している金髪の男が喋る。

ポッケに手を突っ込んで、眉間に皺を寄せて明らかに不機嫌そうだ。














「冗談言ってねぇよ、折れてんだ」


「折れてることなんかどうでもいんだよ。長ーーーーい付き合いのおれにゃ分かるぜ…?おめぇが何を言い出すかなんてよぉ」


「分かってんならいいじゃねぇか」


「よくねぇからいってんだろーが!」


「何がだめなんだ」


「ちっ…………」

















な、なんかわからないけど言い合いしてる……!

本当に何を揉めているかさっぱりなんだけどこの場から去りたい。
状況を把握するためにも色々考える時間が欲しい。

とりあえずどうすることもできないから、美形同士の邪険な雰囲気こわぁ…………と身震いしていると、金髪の男が私に指を差して声を荒げる。

















「空から落ちてきたどこの馬の骨かわからない女だ。関わったらぜってぇめんどくせぇ。
 それに綺麗なえろぉいねぇちゃんならともかく…………











 
こんな毛むくじゃらなミノムシみてぇなやつぜってぇいやだね……!!!」


















失礼すぎて笑うんだが?

ただ今の自分の見た目を見たら納得はできるけど………と、視線を下に向けてみる。