私は死亡者

「うん。
もう私は——」

私は空を見上げる。

まぶしい光。

新しい未来。

「生者、美鈴。
人生をちゃんと選びながら、生きていく」

その瞬間、私の影がおだやかに揺れた。

未鈴がそこに寄り添っている気がした。

私は微笑む。

「さあ、行こう。
影のない、新しい世界へ」