私は死亡者

おそるおそるドアを開けると、沙耶は青ざめた顔で私を見つめ、その手から持っていた袋が落ちた。

「なんで……なんで生きてるの……?」

私は答えられなかった。

それ以前に、彼女の目に浮かぶものが、恐怖だと気づいてしまった。

沙耶は震える声で続けた。

「美鈴……もう、会っちゃダメなの。
あなたは、昨夜ちゃんと死んだの。
私、見たんだよ……」

足元から、世界が崩れ落ちるようだった。