私は死亡者

沙耶が言う。

「美鈴、もしかして……
あなたを殺したのは“人間”じゃないんじゃない?」

私は立ち止まる。

その可能性が、恐ろしいほど自然に思えた。

影は回収者。
私の“死”は自然ではない。
遼は何かを見てしまった。

全ての点が線になり始める。

そして私は気づいた。

「……私の死を仕組んだのは……
“私を存在させたかった何者か”だ」

沙耶が目を見開く。

「つまり……死亡者としての美鈴を?」

私は頷く。